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Q1 打撲や捻挫をした時の応急処置を教えてください。
 
最も基本的な応急処置法は『RICE処置』です。
RICEとは、Rest(安静)Ice(冷却)Compression(圧迫)Elevation(挙上) の頭文字を並べた言葉です。
打撲や捻挫、骨折が疑われる時など、この『RICE処置』が最初の治療となりま す。 受傷後、現場で速やかにこの処置が行われることが、その後の予後にとっても重要 です。 よく突き指などで引っ張る方がおられますが絶対に引っ張ったり揉んだりしないで 下さい。

《Rest(安静)》
受傷部位を動かさないように患部の安静を保つようにします。

《Ice(冷却)》
内出血や腫れ、痛みを抑えるために患部を冷却します。
凍傷を防ぐ為、患部皮膚に氷を直接当てないようにして20〜30分アイシングし ます。 その後、15分程の休憩を挟んで再度アイシングを行います。
これを3回程度繰り返します。
※しびれやけいれん、痛みが起こった場合はすぐに中止して下さい。

《Compression(圧迫》
腫れを抑えるために患部を圧迫します。
血行を阻害しない程度に弾性包帯等で圧迫します。
※しびれやけいれん、痛みが起こった場合はすぐに中止して下さい。

《Elevation(挙上)》
腫れを抑えるために受傷部位を心臓より高く挙上します。




Q2 少し前から膝の下の骨の部分に痛みと腫れが出てきました。
キャッチャー(捕手)をしているので膝の曲げ伸ばしが多く、その度に膝の下が痛 みます。医療機関では『オスグッド病』と言われましたが、運動をしながら治す方法はありますか?
(11歳 男子 野球部)
 

『オスグッド病』は、10代前半の成長期によくみられる障害です。
太ももの前面(大腿四頭筋)が膝の下の骨(脛骨祖面)に付着する部分で炎症や剥 離が起こり痛みを感じます。
成長期に起こる障害ですので、成長が止まれば膝の痛みは治ります。
痛みの原因はOVER USE(使い過ぎ)なので運動を中止すれば痛みは楽になります。
しかし、成長が止まるまでスポーツをやめることは難しく、痛みがあってもスポーツを継続されている方もおられます。
基本的な治療法は安静ですが、「痛みが軽度で運動の内容によっては普通に出来 る」など、運動量を減らしたり、痛みの出ない内容での運動継続は可能なこともあり ます。
ただし、運動前のウォーミングアップ(大腿四頭筋のストレッチ等)と、運動後のクールダウンと患部のアイシングをしっかり行うことが重要です。
場合によってはポジションの見直しも必要かもしれません。
スポーツ鍼灸マッサージでは、主に大腿四頭筋の緊張緩和と膝を通過する諸筋のコンディションを整え、患部にかかるストレスを和らげて炎症や痛みを抑えます。
オスグッド病用のサポーターなどもありますので使用してみてはいかがでしょう。
※運動の継続は自己で判断せず専門医の受診をお薦めします。特に症状の重いもの (安静にしていても強く痛む等)に関しては、専門医の指示のもと治療を受けて下さい。




Q3 投手をしています。1週間前から投球時に肩に痛みを感じるようになりました。
普段の生活では肩に痛みはなく、ボールを投げる時だけ痛みます。
このような時には、ボールを投げるのをやめた方がいいのでしょうか?(13歳 男子 野球部)
 

肩の痛みの原因は様々ですが、痛みのある時に無理をして投球することはやめた方が良いでしょう。 投球動作には、ワインドアップ期・コッキング期・加速期・リリース期・フォロー
スルー期という一連の動作で構成されています。 特に加速期とリリース期に普段の生活にはないようなストレスが肩関節にかかりま す。
この動作を繰り返す事で、骨・筋肉・腱・腱板・関節包・関節唇など肩関節を構成する組織に障害をきたし痛みが出現します。
本来、痛みは体からの信号ですから、それを無視していると大きなケガにつながることもありますので、痛みを感じたら原因をつきとめ解決しなければなりません。 その原因がOVER USE(使い過ぎ)なら休息が必要ですし、投球フォームが原因ならフォームの改善が必要になります。
RICE処置(Q1)や筋力トレーニング・ストレッチングなども重要です。
それでも痛みが引かない場合は専門医の受診をお薦めします。
※特に成長期の段階では骨に特有の障害をきたしている場合がありますので検査が必要です。



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